もう手動対応に疲れたあなたへ。LINE自動化で売上+40%は実現できる
「お客様とのLINE対応だけで、1日が終わってしまう」
「予約のやりとりやクーポン配信、全部自分でやっていて限界…」
そんな悩みを抱えているメンズエステ店舗のオーナーや店長は、少なくないはずです。
スタッフも少なく、人手も限られている中で、集客やリピート対応まで人力で対応していては、どうしても限界があります。
でも、もしあなたの代わりに“自動で働いてくれるスタッフ”がいたとしたらどうでしょうか?
それを実現するのが、「LINE公式アカウント」と「Lステップ」の連携による自動化です。
実際に、Lステップのシナリオを整えることで売上が40%アップしたというメンズエステ店舗も存在します。
「難しそう」「設定が大変そう」と感じるかもしれません。
でも、必要なのは“すごい技術”ではなく、“正しい流れを設計すること”だけなのです。
この記事では、実際に効果が出たLステップ自動化シナリオの全体像と具体的な構築ステップを、初めての方でもわかるように解説していきます。
あなたの店舗にも、今日から取り入れられるヒントが必ずあるはずです。
LINE公式×Lステップとは?今さら聞けない基本の仕組み
LINEは、今やお客様との連絡手段として欠かせないツールです。
ですが、ただの“連絡帳”として使っているだけでは、売上にはつながりません。
そこで登場するのが「Lステップ」。
LINE公式アカウントの機能を拡張し、自動応答やステップ配信、セグメント分けなどを可能にする“マーケティングオートメーション”ツールです。
では、それぞれどんな役割を持ち、どう組み合わせると売上アップにつながるのでしょうか?
LINE公式アカウント=“入口と受付”
LINE公式は、お客様との最初の接点となる場所です。
予約の問い合わせ、営業案内、初回クーポンの配布など、「ようこそ、いらっしゃいませ」の役割を果たします。
ただし、基本機能だけでは、一斉配信と簡易応答程度しかできません。
ここに“育てる仕組み”を追加することで、LINEは単なる連絡ツールから売上装置に変わります。
Lステップ=“育成と再来店をつくる仕組み”
Lステップは、登録者の行動や属性に応じて、自動でメッセージを送り分けたり、再来店を促す施策を流すことができる拡張ツールです。
たとえば、「初回来店前の不安を和らげる配信」「来店後3日目にクーポンを再送信」といった細かいシナリオを、設定しておくだけで自動で運用できます。
つまり、LINE公式が“フロント”、Lステップが“裏方”というイメージです。
この2つを連携させることで、少人数でも安定した集客とリピート施策を回せるようになります。
なぜこの組み合わせで売上が伸びるのか?
答えはシンプルです。
人手をかけずに、お客様一人ひとりに合った情報を“タイミングよく届けられる”からです。
手動では難しい「3日後のフォロー」「属性別のお知らせ」「指名履歴に応じた配信」などが、Lステップでは“事前に設定するだけ”で完了します。
それにより、スタッフが接客に集中できる環境が生まれ、サービスの質も上がる――結果的に、売上も安定して伸びるというわけです。

売上を40%伸ばした「自動化シナリオ」の全貌
「LINEを連携しただけで本当に売上が伸びるの?」と疑問に感じる方も多いでしょう。
しかし、実際に売上を40%改善させた店舗が行っていたのは、シンプルかつ実行可能なシナリオ構築です。
ここでは、Lステップを活用した代表的な3つのステップを具体的にご紹介します。
ステップ①:登録直後の導線設計(即レス・導入オファー)
LINE登録してくれた瞬間に送る「最初のメッセージ」が、その後の来店率を左右します。
- 「◯◯(店名)へようこそ!」という挨拶
- 初回来店クーポン(期限付き)を表示
- 予約方法の説明とメニュー一覧への誘導
- よくある質問(所要時間・料金・場所など)のリンク付き案内
この段階では、“安心して次のアクションが取れる状態”をつくることが最重要です。
ユーザーが何をしたらいいのか迷わない設計が、来店への一歩を後押しします。
ステップ②:初回来店までのナーチャリング(安心+信頼形成)
登録直後に来店に至らなかったユーザーも、まだチャンスはあります。
Lステップでは、「登録から1日後にQ&A配信」「3日後にスタッフ紹介」「5日後にお客様の声」といったように、信頼を構築する配信を段階的に行うことが可能です。
たとえば
- 接客中の流れを写真付きで紹介
- 人気セラピストのコメント動画
- “初めてでも安心”を伝える漫画やイラスト
これにより、「この店なら大丈夫そう」と感じたユーザーが、予約を決断しやすくなります。
ステップ③:来店後のフォローアップ(リピート促進)
一度来店したお客様に対しても、Lステップは活躍します。
来店翌日には「お礼メッセージ+次回予約リンク」を送信。
さらに、来店3日後には「限定クーポン」や「セラピストの空き枠案内」を配信することで、自然なリピート誘導ができます。
また、Lステップでは「来店から◯日経過」「◯◯というタグがついたユーザー」に対してだけ配信を行うといった、きめ細かなフォローが可能です。

この“自動化シナリオ”によって、一人あたりのLTV(生涯価値)が上がり、安定的な売上増加が見込めるようになります。
属性分けで売上が変わる:Lステップのセグメント活用術
「誰にでも同じメッセージを送っている」
そんな運用では、いずれ反応が鈍くなってしまいます。
Lステップの強みは、ユーザーの行動や属性に応じて“配信を出し分けられる”ことです。
それにより、「この情報、ちょうど知りたかった!」という“タイミングとニーズの一致”を生み出すことができます。
属性設定の基準は「来店経験・指名履歴・好み」
セグメントの分け方は業種によって異なりますが、メンズエステで特に効果的なのは以下の3軸です。
- 来店経験:未来店/初回来店済み/リピート顧客
- 指名履歴:誰を指名したか、回数は何回か
- 好みの傾向:年齢層・オイル多め施術・会話重視など
これらをタグ付けすることで、「この人にとってベストな提案」をピンポイントで届けることが可能になります。
「未体験顧客」には“安心”を、「既存客」には“得”を
たとえば―――
- 未体験の登録者には「はじめての方向け・来店までの流れ」+割引クーポン
- 初回来店後の顧客には「アンケート特典」や「次回予約フォーム」
- 常連顧客には「担当セラピストのシフト案内」や「優待キャンペーン」
といったように、顧客心理と購買ステージに合った情報設計が鍵となります。
属性別配信例(3パターン比較)
実際の配信例を紹介します。
- 未体験ユーザー向け
件名:「初めての方へ。よくある質問をまとめました」
内容:動画による施術説明+LINE限定の初回割引クーポン - リピーター向け
件名:「◯回目のご来店ありがとうございます!」
内容:次回利用時の10%OFF/◯◯さんの次回空き状況を配信 - 特定セラピストのファン向け
件名:「◯◯さんの今週のスケジュールをご案内」
内容:直近3日間の出勤+おすすめオプション紹介
このように、「この情報、自分のことだ」と思わせる配信こそが、売上アップへの近道になります。

実装の壁をどう越える?初心者でも安心の導入ステップ
「Lステップが効果的なのは分かった。でも、設定が難しそうで踏み出せない…」
そんな声もよく耳にします。
でも大丈夫です。順序を守れば、初心者でも必ず使いこなせるようになります。
ここでは、導入までのステップを5段階で整理してみましょう。
ステップ1:LINE公式アカウントの開設と初期設定
まずはLINE公式アカウントを作成します。これは無料で始められ、登録後すぐに店舗名・ロゴ・プロフィール画像を設定できます。
メッセージ配信数や追加機能の有無によってプランが選べますが、最初は“フリープラン”で十分です。
ステップ2:Lステップの契約と連携設定
次に、Lステップ(有料)に申し込みます。契約後、LINE公式とLステップのアカウントを連携する設定を行います。
これは、Lステップ側のガイドを見れば、10〜15分程度で完了します。
ステップ3:テンプレートの準備(メッセージ例つき)
配信で使う文面や画像を事前に用意します。
たとえば
- 登録直後のあいさつ文
- 初回来店用のクーポン画像
- セラピスト紹介ページへのリンク
などを、Googleドキュメントなどでまとめておくとスムーズです。
ステップ4:ステップ配信の流れ設計
「登録後1時間→初回案内」→「翌日→Q&A」→「3日後→クーポン」
といったように、顧客の行動ステージごとに自動配信の流れを組み立てます。
最初は3〜5通から始めて、徐々に内容を追加するのがおすすめです。
ステップ5:テスト配信と改善ループの実践
実際に配信されるかをテストし、登録者目線で見てみましょう。
反応率が低い部分は、メッセージの文面やタイミングを見直すことで改善できます。
Lステップは「一度設定すればずっと放置してOK」ではありません。
“小さく作って、大きく育てる”という意識が、成功の秘訣です。
まとめ:LINEの“使い方”次第で、集客と売上は変えられる
LINEは、もはや単なる連絡ツールではありません。
LINE公式アカウントとLステップを連携させることで、「新規集客」から「リピート獲得」までを自動化し、しかもパーソナライズされた情報発信が可能になる強力なマーケティングツールへと変わります。
実際に、この記事で紹介したようなシナリオを構築した店舗では、売上が40%以上アップした実例もあります。
そしてそれは、特別なスキルや予算が必要なものではなく、“設計と習慣”で誰でも再現可能な仕組みです。
Lステップ導入のハードルが高いと感じる場合も、まずは登録直後のステップ配信だけから始めてみてください。
小さな自動化が、やがて大きな効率と成果に繋がります。
次回の記事では、さらに一歩踏み込んだ「セラピスト個別のファンマーケティング戦略」や「LTV最大化の配信設計」についてもご紹介していきます。
まずは、今回の内容から“できるところ”を取り入れてみてください。
あなたの店舗にも、確実に変化が訪れるはずです。